2008年1月26日土曜日

1/26 文化財防火デー


水彩絵の具でオレンジ色を作ろうと思って、赤、黄、白色を混ぜたら、ちょっと濃い肌色になってしまった原 後彦です。白が余計だったみたいです。

ねこひげのつづき

「ふふふ、そろそろねずみさんたちが戻ってくるころだな。シャーシャー、シャーシャー
。」マスターは、包丁をといで二人が帰ってくるのを楽しみにしていました。その頃、チュー太とチュチュは、マスターのいる猫屋横丁のすぐ近くまで戻ってきていま
した。「チュチュ、マスターにホムーズさんに会えたって報告していこっか?」「うん!」その時です。お店の前に、それはそれは長いハイヤットリムジンにぼしタクシーが止まっ
たのです。二人はマスターのことなんか忘れて、ハイヤットリムジンにぼしタクシー(通
称:にぼタク)に走っていきました。「わぁー、にぼタクだぁ。長くてかっこいいー!」「ぴかぴかでちゅ。どんな人が乗ってるんでちゅかね?」「カチャ」なんと、にぼタクの中から出てきたのは、タキシードをパシッと着こなした三毛猫のホム
ーズでした。「チュー太くんチュチュちゃん、こんばんわ。」「ええっ?!ほ、ホムーズさん?」二人はビックリしました。数時間前、片田舎の薬局のストーブの前で丸くなって留守番を
していた三毛猫が、突然目の前にそれはそれは長くてかっこいいにぼタクで現れたのです
から。ホムーズは、二人にもらったねこひげをピーンと指ではじきました。「さて、君たちにこのひげを届けてもらったお礼をしなくちゃね。どうぞお乗りなさい。
」チュー太とチュチュは、嬉しそうににぼタクに乗り込みました。「にぼしくさーーい!」

つづく
今日のイラスト【ねこさん】

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